第22回道AALA定期大会に向けて

来る22日、第22大会が開かれます。理事会ではこの間何回かの討議を通じて議案の整備を図ってきました。この討議にもとづき、大会方針の骨子を紹介します。

88年の情勢の特徴


@激動の時代の幕開け
*かって60年代はじめに、アフリカ諸国の独立、キューバ解放など、大きなうねりがあった。70年代にも、ベトナム解放闘争を引金として、先進資本主義国を揺るがすたたかいがあった。


*その後、チリ・クーデター、カンボジア問題、アフガン侵略、イラン・イラク戦争など、一部の社会主義国の大国主義的誤りともむすびついて、民族解放闘争の重大な後退や不団結がうまれた。

*特に81年、レーガンが登場してからは、進歩勢力内部の不団結を利用した凶暴な侵略政策が一定の成果をおさめ、イスラエルや南アフリカ、チリなどの狂信的国家の延命を許した。

*その結果、日本、ECなど先進資本主義国は一時的な繁栄を謳歌する一方、AALA諸国は膨大な対外債務の奴隷と化し、飢えと恐怖が生活を支配している。

*しかし、80年代初頭以降、世界の進歩勢力は統一と団結の方向へ大きく動き出している。先進資本主義国における核凍結や、中距離核ミサイル配備反対などのたたかいは、唯一の被爆国である日本の進歩勢力の旺盛な活動もあって、いまや三代進歩勢力の共通の目標としての「核廃絶をめざす国際統一戦線」の方向に大きく合流しつつある。

A南ア、ニカラグアが2本柱
*いま、世界中の目が、地球上に残された唯一の公然たる人種差別国家、南アに注がれている。ボタ政権はもはや末期症状をていしており、それだけに凶暴さを増している。犠牲を少なくするためにも、一刻も早い解放が必要となっている。また、タンザニア、ジンバブエなど「前線諸国」との連帯が求められている。

*ニカラグアは、革命以来10年近くを、民族の生き残りをかけてたたかっている。その戦いは、世界の人民を励まし続けただけでなく、中南米の軍事独裁からの解放を励まし、イラン・コントラゲートにしめされたように、アメリカの支配構造の中枢をすら揺り動かしつつある。アメリカ空挺旅団のホンジュラス派遣に抗議する全米各地でのデモは、ベトナム以来の盛り上がりを示した。すでに5万人におよぶ犠牲者、経済封鎖による生活苦を考えると、多用な形態での「生き残りキャンペーン」を長期に継続することが求められる。

*パレスチナ解放、エルサルバドル、チリの民主化、フィリピン、韓国の闘争との連帯も依然重要な課題である。アフリカの飢餓問題もその後解決されておらず、とくにモザンビークでは南ア軍の干渉が深刻さに拍車をかけている。

B先進資本主義国におけるたたかいの重要性
80年代初頭以降、先進資本主義国では、発展途上国の貧困化とウラハラに、相対的「安定」を獲得した。それを背景にした反動攻勢が強められる中で、進歩勢力は一時的な停滞、部分的な後退を余儀なくされている。

*多国籍企業によるAALA諸国の支配と収奪は、むしろ増強される方向にある。多国籍企業の本拠地である先進資本主義国における、進歩勢力のたたかいは、自国民のためだけでなく、AALA諸国の解放のためにもますます重要性を持つようになった。南アもニカラグアも、帝国主義に反対する人民連帯運動に、ますますその成否を委ねつつある。

*先進資本主義諸国における進歩勢力の戦いは、「核廃絶をめざす国際統一戦線」にむけ大きく結集しつつある。軍事経済と経済破滅の道から、国民を救うたたかいは他国にたいする核脅迫や、限定核使用を最終オプションとする低水準戦争戦略とのたたかいと結びついている。

 

AALA連帯委へ高まる期待

@国際的権威の高まり
南ア人民の代表組織ANCが日本代表部を設立する過程で、AALA連帯委の権威の高まりが確認された。政府や社会党などの思惑を乗り越えて、ANCは、日本の真の連帯勢力と握手する道を選択した。AALA連帯委は日本の進歩勢力の「外務省」となる可能性を期待されている。

Aチリ・キャンペーンに示された国際連帯の意味
チリ・キャンペーンは、その動員数だけでなく、さまざまな影響力からみてベトナム以来の画期的なものだった。寄せられた感想文を総じて見ると、恐怖の実態を初めて知ったことへの率直な驚きと怒りであった。

*海外旅行が日常化している現在、強力なマスコミが情報を支配している現在において、諸国民の暮しがわかっているような錯覚、その実肝心なことがまったく知らされていない状況が一般化している。意識的積極的に真の情報に接近するという姿勢、すなわち「学ぶ姿勢」に連帯運動の原点があることを改めて確認した。

*この点は、春の新人歓迎会、ANC代表歓迎キャンペーンなどさまざまな運動を通じいくたびか確認された。「評論」し「対処する」のではなく、「学び行動する」ところに「人民の外交」すなわちAALA連帯運動の核心がある。


道AALA連帯委の飛躍的強化のために

@困難の中でやり遂げた昨年の成果に確信を
*対米従属路線をさらに強める狙いも秘めて、日本列島を行革、合理化の嵐が吹き荒れた。減反、減炭、減船、減線など北海道はその直撃を受けた。

*国鉄の分割民営化、その中での民主活動家のねらい打ちはさまざまな悲劇と共にわがAALAにも重大な影響をもたらした。国鉄関係の「移動」により〇〇名の会員を失ったのみならず、「AAの顔」ともいうべき小林事務局長を東京へ送り出さなければならなくなった。

*不安のうちに新しい事務局体制がスタートしたが、緊迫する情勢は次々に新しいキャンペーンを求め続けた。

*結果的にはニカラグア訪問団、「エミタイ」上映会、ANC代表団歓迎からチリキャンペーンへと続く一連の運動は、昨年までの運動をむしろ上回るものまで生まれ、大きな飛躍へ向けての第一歩とすることができた。また、旭川に待望の支部が結成されたことは、全道会員の大きなはげましとなった。

*総じていえば、AAは強力な反動攻勢と立ち向かい被害を最小限に食い止めただけでなく、運動面で前進をすら示したといえる。

A全道600名の会員と、強力な本部体制、充実した支部班活動をめざす「創立25周年記念キャンペーン」
*運動面では貴重な前進を達成できたとはいえ、組織面では率直に見つめなければならないいくつかの数字がある。国鉄関係をふくめ、〇〇名の会員が減少した。マラゴジペその他コーヒーの販売額は〇〇円の減少となっている。少なからぬコーヒー販売ルートが途絶している。

*このような事態を急速に打開し、北海道に安定した権威あるAALA連帯委を確立するためにベトナム人民支援以来の進歩的、実践的伝統を思い起こしつつ「25周年記念キャンペーン」を提起する。

*方針の柱は次の三つである。
a600名会員の実現
b2名専従体制の確立
c既存支部の発展と旭川に続く支部の結成

B学ぶよろこびを力に
*歌うこと、語り合うこと、食べること、ようするに「聞くこと、見ることすべて」が学ぶことである。多彩で創意的な方法を、これまでにもAAは生み出してきたしこれからも生み出すだろう。

*学習活動を強化するため、以下の提案を行う。
a[AA市民講座」の開設
b書籍の紹介、斡旋、販売、自主出版
c視聴覚ライブラリー(特にビデオ)の充実整備
d全道どこへでも出かける分野別講師団の確立

この文章は、理事会の正式な討議をへたものではなく、筆者の個人的責任に帰するものである(SS)

 

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