空 ノ 様子  
 

昼間 嵐 の 風 と たわむれて

うずまく 絹糸 の ようになった 雲 は

北 の 彼方 へ 吹きぬけていった 最後 の 風 に ときほぐされて

長く 薄く いくえ にも かさなる すじぐも になった。

それは まるで 天使 が その やわらかな 羽 を

ふんわり 空 に 広げて いる よう だった。

 

 

昼間 の 嵐 が うそのようにおだやかな夕暮れ時

空 に浮かぶ 天使 の 羽 は、

沈みはじめ の やさしい 光 を はらんで 黄金色 に かがやいた。

 

 

 

 

やがて 光 は 黄金色 から オレンジ色

そして 燃えるような 赤 へ と変わった。

 

 



すべて を 焦がしつくして 太陽 が 沈んだ 後、

空 には きれいな 月 が ぽっかり 静かに 浮かんでいた。

 

想ったことへ     月静入口へ