カタクリを慕って
ヒメギフチョウが訪れる春。
花とそれに集まる虫たちを観察する。


5月の森は1年中で一番ダイナミック。
みるみる増え広がる若葉の香り。
めまぐるしく交代する草花の主役。
食べに来る昆虫、夏鳥。

すがすがしい森の香りは、梅雨時が一番。
野鳥のさえずりを聴くのにも、
曇りや雨模様の日中が案外適している。


真夏。
カブトムシ、クワガタ、オニヤンマ、
セミなど昆虫たちの元気な姿が
森のあちらこちらで。
虫たちと森の関係を観察する。


秋の草花が咲くと、
虫たちの鳴き声も真っ盛り。
花の仕組みを調べたり、
鳴く虫の姿を追いかけたり。


実りの秋。
樹木や草が種子を遠くへ運ぶために
どんな工夫をしているのか、
特徴を比べながら歩く。
きのこの様子も見逃せない。


秋たけなわ。
紅葉の進み具合は種類により、
また同じ種類でも陽射しなどの
環境によってさまざま。

すっかりと葉を落とすと
森の木々の枝ぶりがよく分かる。
冬鳥たちの姿も見つけやすい。
落ち葉が朽ちて土に帰る様子も。

木々に寄り添うように
冬越ししている昆虫たち。
その木々は冬芽をつけて、
早々と春に備えている。

積もった雪の上に
点々と続くけものたちの足跡。
糞や体毛、カモシカの囓り跡など、
太白山に住むほ乳類のしるしを探す。

マンサクの花をトップバッターに、
次々と春が名乗りを上げる。
木々、草花、水辺と、
いくつもの春を見つけに歩こう。

緑がだんだん濃くなっていく。
繁った葉をモリモリと食べるチョウやガの幼虫