2012年お正月 期間限定 自画自薦  順不同ハガキ絵ベスト第2回

ハガキを始めた頃からファイルに残していたはずなのに、それがどこにあるかがわからない。元の絵で気に入ったものの中にはひとにあげたものも多く手元にはない。自分の作品を「プレゼント」するのは、好意からなので自分はいいのだが、もらった人も困るのではなどと思うと、なかなか勇気がいるもの。大きいものはちょっとたいそうだし、のちに処分にも迷うだろうから小さなハガキ絵の方がいいかとも思う。今回はもう手元にはないがファイルだけは残っているものや僕としてはなつかしいものの中から12点選んでみた。

ハガキサイズの紙に描いてみようとした一番最初の頃のもので、妙に自分でもいいんじゃないかと思ってしまった。忘れていたが、絵に98年門司と書いてある。今から思うとなんかとりとめがないのだが、当時は一番大切にしていた。

ベルリン市内の建物の一部をボールペンでさっと描いたが、こんなのもけっこう楽しいと思った。ほとんど一瞬にしてできるので、こういう描き方がハガキ絵らしいかもしれない。

木曽路の奈良井宿でのスケッチ。別の旅行の帰りだったが絵を描くために一泊した始めての経験。時間がいっぱいあって落ち着いた気分で描けているようだ。小さなスペースにいろんな色を詰め込むのも、僕は楽しい。

京都、天龍寺の塔頭のひとつ。描いてしまってからなんか足りないので、猫を入れた。(猫のつもりです)僕は犬派なのですが、やはりこうした絵には猫がにあう。猫派の方にもらっていただいた。

これよりできのよかった漁船の絵だったが、知り合いの事務所にかざってもらって、冗談で五百円也と札をつけていたら、買っていかれたそうだ。ファイルにもとっていなかったので、僕にとっては唯一「売れた」絵でもあり、幻の一作でもある。
仕方ないので、同じようなものを描いたのがこれ。ただしこれより出来が良かったかどうかは怪しいかもしれない。失ったものはいいように錯覚してるかもしれないから。

広島県尾道市

なぜか門が好き。つい描こうとしてしまう。この頃から年賀状のデザインに寺社の門を描くようになった。絵が中心になると、賀状なのか絵葉書なのかわからんようなものになるのだが、「迎春」とか「元旦」などをどこに入れるか迷ったという小さなことをおもいだした。

旅行でなくて、毎日の通勤風景の中で気にかかるものを絵にしてみようと思い立った。ホームレスの人たちの、しかし彼らの「ホーム」なのだ。いつの間にかなくなってしまったが、まさかこのホームの人物に記念にどうぞというわけにはゆかないし、我が家の廊下にかざってある。

ソウルに半分仕事で行った時、同僚の人をとった写真から描いてみた。気に入ってもらって学校のホームページにカットとして使ってもらった。

これはほんとに猫が横断したから描いたのだが、すっきりした絵になったので気に入っている。インクジェットの家庭用プリンターで印刷して絵葉書としてつくるように最近ではしている。これも何回も印刷した絵のひとつだ。もちろん長持ちはしないが、旅の思い出には気軽にプレゼントできていいと思う。

 ワルシャワ ポーランド

さすがベネチア、どこを切りとっても絵にしたい風景ばかりだ。行った頃はデジタルカメラの時代ではないので、限られた枚数の写真しか残っていない。今だったら千枚でも二千枚でも記録に撮ってくるのでしょうが。
旅行直後に帰国してから描くわけですが、やはり記憶に新しい時に描かないとうまくいかないみたいだ。

京都市内の銭湯。ソウルから来られた先生の歓迎会を日本の温泉旅館でやった関係で、帰国される時にこの絵をプレゼントした。
日本語もよくできた方だったので「ゆ」の意味をわかっておられると思うのだが。

絵の中に人が入るとほっとする。ただしうまく描けたときだけだが。親子連れが一番多い。子どもをもっと描きたいが、なかなかうまくいかない。静物、人物もっともっと練習しないといけない。

京都 泉涌寺