メールゲーム(PBM)って何?


 ここでは、全くの初心者の方にメールゲームというものについて、私自身が考えている定義や意味、おもしろさといったものを解説するところです。(実は、このページを見てくれた同期の友人から”メールゲームって何?”と聞かれたのがこの解説を作った理由です。)

 メールゲーム又はPBMPlay By Mailの略)とは、読んで字のごとくメール(郵便又はe-mail)を使って遊ぶゲームのことで、形としては”ドラゴンクエスト”や”ファイナル・ファンタジー”のようなコンピュータRPGではなく、”D&D(R)(ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ)”や”ロードス島戦記RPG”、”ガープス”などのTRPG(テーブルトークRPG)の規模が巨大になったものと思っていただくとよいと思います。

 なぜなら、このメールゲームにはGM(ゲームマスター)と呼ばれるシナリオを考え、進行していく人がいます。そして私たち参加者は、このGMをいわば”審判”としてその世界で様々なことを行っていくわけです。そして、GMはTRPGにも同様の役割として存在します。(ちなみに、コンピュータRPGではこの役をCPUがやっているのです)。

 しかし、TRPGでは一度に参加できる人数はせいぜい十人弱が限界で(一人のGMで捌けるのはこれくらいでしょう)、その人たちの操る「キャラクター」(その世界での自分の分身のようなもの)もそれほど多くはありません。その一方で、メールゲームでは、一つのシナリオに参加できる参加者に制限は(基本的に)ありません。当然、話に出てくるキャラクターも非常に多くなるわけです。キャラクターが多いということは、そのシナリオにも色々な行動が出てくるわけで、より複雑で現実に近いような(つまり一人一人個性がある)話が進行していくわけです。

 さらに、メールゲームでは参加者が日本中(あるいは世界中)に散らばって存在していますから、同じシナリオに参加している方と交流するだけでも、非常に広い範囲の人と知り合いになれるという利点もあるのです。

 ただし、参加している人数が多いということは良いことばかりではなく、自分のおこないたい行動がGMに採用されない(になるといったりします)場合も多くなるのです。ここに、メールゲームは参加する人数が多いので楽しいが、自分の行動が没になる可能性も多いという少し困った問題も出てくるのです。とはいえ、そうだからこそ自分の行動がシナリオの根幹に結びついたりしたときには、何ともいえない嬉しさが得られるのですが。

 下の表に、メールゲームとTRPG、コンピュータRPGの比較を示します。


メールゲーム

テーブルトークRPG

コンピュータRPG

ゲームの例

君を信じたい
ストリート・ハッスル

          など

D&D(R)
ルーンクエスト
ロードス島戦記RPG
GURPS(R)      など
ドラゴンクエスト
ファイナルファンタジー
その他多数

参加できる人数

基本的に制限なし
数人〜十人弱位まで(GMの処理能力次第)

基本的に一人

判定者(GM)

人間

人間

コンピュータ(CPU)

行動の伝達手段

郵便、e-mail等

言葉、メモ等

コントローラー等

一回の行動時間(現実時間)
だいたいのゲームで1〜2週間(結果が来てから次の行動を通知するまで)

フレキシブル(平常時)
十数秒〜数分(戦闘時)
フレキシブル(好きなときに行動ができる)

行動の判定時間
だいたいのゲームで2〜3週間(行動が送られてから結果を通知するまで)

(人間の限界で)即時

(CPUの限界で)即時
判定基準の厳密さ

GM次第である程度変化
(許容範囲広い)

GM次第である程度変化
(許容範囲広い)

厳密
(許容範囲狭い)
一つのシナリオの期間 だいたいのゲームが10ヶ月程度(月一回行動で10回:4月〜来年3月位)
※ストリート・ハッスルはゲーム自体がエンドレスのため、シナリオごとにまちまち(3〜8ヶ月位)
単発シナリオ
 一回2〜3時間
キャンペーンシナリオ(連続シナリオ)の標準
 一回2〜3時間×4〜5回
ゲームによって異なる(及びやる人の労力次第(笑))

 表を見てもらえればわかりますが、メールゲームとテーブルトークRPGでは、同じ人間がGMなのに参加できる人数がここまで違うのかという理由は、一回の行動間隔の違いからきています。つまり、メールゲームは行動の伝達手段が郵送などの間接的な手段であるために、GMにもある程度の余裕があり、より多くの参加者を捌けるのです。

 それでは次に、簡単にメールゲームでの遊び方について順番に説明していきます。

 まず、GMはまず私たち(以下「プレイヤー」といいます)にそのシナリオの現在の状況を知らせます。ゲームによっては、最初にキャラクターが参加するシナリオを選べるものもあります(このページでは”ストリート・ハッスル”がそうです)が、たいていは参加するシナリオが決まっているものが多いです。

 その情報をもとにプレイヤーは、自分が操るキャラクターをそのシナリオでどのように行動させるかを考えます。そしてその行動を(PBMでは”アクション”といいます)GMに(郵便などで)伝えるわけです(これを”アクションをかける”といいます)。

 そうすると、GMは届いたアクションを見て、いろいろ吟味し、適切なアクションだと思ったもの等を自分のシナリオ進行に反映させながら、結果を作成します(これを”リアクション”といいます)。GMは完成したリアクションをプレイヤーに送り返します。これで一ターンとなり、またプレイヤーはこのリアクションを参考に次のアクションをかける訳です。

 これをフローチャートで示します。



 以上、簡単ではありますが、メールゲームについての説明を終わります。何かご意見等がありましたら、こちらまでお願いします。

sekiatsu@ma6.seikyou.ne.jp

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